60作品が北京公開
10月23日〜12月23日、日本の東京富士美術館の西洋画コレクションの代表作品が北京清華大学博物館にて展示された。展覧会名は『西方絵画500年』展示作品にはブリューゲル、モネ、マネ、ルノワール、モディリアーニ、ピカソ、アンディウォーホルなど美術史500年上の重要なアーティストの作品が一挙に公開された。
実際中国で近代の巨匠の作品が一堂に展示される機会は多くない。その状況の中での『西方絵画500年』展は中国の観客にマスターピースの現物をみることのできる機会を与えたこと、また東洋の国、日本による西洋絵画のコレクションという視点もおもしろい。
ルノワールの作品
展示会場
モランディの作品
キリコの作品
マグリットの作品
日中平和友好条約40周年
今年は日中平和友好条約40周年もあり、今回の展示は日中の文化芸術交流への願いともいえる。オープニングには東京富士美術館の理事長忍田和彦、富士美術館館長の五木田聡、清華大学博物館常務副館長杜鹏飞、中国人民対外友好協会秘書長李希奎、清華大学美術学院副院長であり今回のキュレーターでもある楊冬江、清華大学副学長杨斌、清華大学美術学院博物館副館長苏丹、株式会社黄山美術社社長陳冠中などが出席し、多くの来場者がきた。
展示会場
仕掛け者の一人副館長杜鹏飞にインタビュー
清華大学博物館常務副館長杜鹏飞にインタビューをしたところ、清華大学博物館の方向性はグローバルの方向なので今回の展示をできて非常にうれしく思う。もちろん中国の油絵の歴史は初期の多くを日本から学んでいる。例えば李叔同は東京芸術大学の前身美術学校に留学、その後中国で製作をしていた。そのときの西洋化の手本としてよく日本に留学していた、交流史は非常に興味深い。今後も国際展を積極的に取り入れたいと話した。
今後日中の芸術文化交流が増えることを願いたい。
右は杜鹏飞副館長 左は江上越 一番好きな作品を選んでもらった、モディリアーニの作品の前で
展示名「西方絵画500年」
会場:清華大学芸術博物館1階
会期:2018.10.23-12.23