月刊美術2013年9月号 独立独歩の本格洋画
9月号目次
巻頭特集
独立独歩の本格洋画
日本に油絵が伝わって150年。数多くのグループ、画派、研究団体、公募団体が生まれる一方、それらに所属せず独自の洋画表現をめざす独立独歩の画家がいる。
人と競わず、時流に染まらず、しかし孤高を気取るわけではなく、ただひたすらに独自の地平を歩んできた個性派14作家を特集。末尾ではコレクター集団「あーと・わの会」が独自の視点で選んだ未来の巨匠も紹介。
五百住乙人/髙田保雄/横田海/酒井信義/山内滋夫/松井ヨシアキ/久野和洋/栗原一郎/山田嘉彦/岡野博/川村悦子/溝部聡/綾部好男/塩崎貞夫
本江邦夫の「今日は、ホンネで」
第65回 洋画家 栗原一郎
〜基地の街「福生」に生まれ育った洋画家が見つめてきたもの〜
新・現代日本の作家たち アトリエ冩眞
石踊達哉
撮影:山下武
《平松礼二・睡蓮の池・モネへのオマージュ》in ジヴェルニー印象派美術館
日本画家・平松礼二さんの一代個展が、現在、フランスのジヴェルニー印象派美術館で開催されている。現存の日本人画家の企画展がフランスの公立美術館に招致されるのはきわめて稀、加えて出品作すべてが書き下ろしの新作・美術館の買い上げとなるなど、その内容は異例づくしだ。
敬愛するモネ『睡蓮』との出合いから20年。そんな巨匠をも魅了したジャポニスムを独自に探求、夢の競演を現実のものとした画家の記念すべき晴舞台。展覧会実現までの経緯を綴った自身の執筆、同行識者による現地レポートなどを加え、その全貌と見どころを一挙紹介。
この企業のアート支援がすごい!
三菱商事アート・ゲート・プログラム
第20回 チャリティー・オークション開催迫る!
三菱商事が主催する若手アーティスト支援のチャリティー・オークションが、今秋9月14日(土)、20回を迎える。
同プログラムは奨学金制度として画期的なシステム、かつアーティストとコレクターを結びつける新しい試みとして注目を集めている。
チャリティー・オークションの紹介とともに、「三菱商事アート・ゲート・プログラム」の全貌に迫る。
◉アートトピックス
仏・ジヴェルニー印象派美術館で「平松礼二展」開催
スペイン・リアリズムの巨匠、アントニオ・ロペス氏が来日
若手日本画家、神戸智行さんがシンガポールで個展
◉書き下ろし連載
森田りえ子 はんなり、こうとな「花暦」 第七回 白露
志水堅二の「月刊Bridolly」 vol.7 竜吟虎嘯
◉展覧会
50回記念 杜窯会作陶展(東京藝大陶芸講座)
近畿大学文芸学部 創設25周年記念展
◉好評連載/ コーナー
日野原重明の「アートで生き生き」
◉展覧会評
Part1 三つの視点 川合玉堂展
Part2 画廊街 百文字評
※お詫びと訂正
本日発売の9月号特集「独立独歩の洋画家たち」の記事中、P45岡野博先生のプロフィールに年号表記の誤りがありました。作家ならびにご関係者の皆様にご迷惑をおかけしました旨、深くお詫びし、訂正させていただきます。
《誤》
1949年広島県生まれ。73年武蔵野美術大学卒業後、渡仏。50年フランス国立装飾美術学校卒業、以降パリを拠点に制作、61年帰国。53年泰明画廊にて初個展以降、個展を中心に発表。10年以降は銀座柳画廊を中心に多数開催。現在、無所属。
《正》
1949年広島県生まれ。73年武蔵野美術大学卒業後、渡仏。75年フランス国立装飾美術学校卒業、以降パリを拠点に制作、86年帰国。78年泰明画廊にて初個展以降、個展を中心に発表。98年以降は銀座柳画廊を中心に多数開催。現在、無所属。
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